死産の手術を終えて
今、無事に死産の手術が終わった。
とてもホッとしている。
朝7:35に分娩室へ行き、子宮を広げていた薬を抜いてもらった。
陣痛促進剤の膣剤を入れると前日説明があったけれど、「薬を入れなくても、もう赤ちゃんが出てきたね。自分で出ようとしていたんだね。」と先生。
そして、赤ちゃんを見せてくれた。
とっても小さくてぬるっとしていて、ぷにょぷにょしている赤ちゃん。
手のひらの上に乗りそうなくらい。
でも、顔もわかるし、ちょっとだけおち◯ち◯があって、多分男の子だって。
会えて嬉しい。
先生が、「染色体異常と臍帯血の異常もあったから死産になったのかもしれないね」と教えてくれた。
その後麻酔をして、胎盤や子宮の中のものを出す手術になった。
麻酔で別世界へ2時間くらい行っていた。
だんだん意識が戻ってくるときに、夢なのか分からないけれど、金色やキラキラした紫やピンクの粒々の川の流れを見た。行ったり来たりしていて、とても綺麗だった。まるで赤ちゃんの魂が天に還って行くみたいだった。
手術を終えて、自分の体と、出てきてくれた赤ちゃんと、先生やスタッフの方々と、日本の医療と、社会保障と本当にいろんなことに感謝でいっぱい。
今日、あなたに会えて良かった。
私のところに来てくれて、ありがとう。
本当にありがとう。
みんなそうやって生まれてきたんだよね。
私も。
本当に貴重な経験をさせてもらった。
赤ちゃんが病室に来てくれた。
日曜日に火葬するまで、一緒にいようね。